新作ゲーム『バイオハザード7』評価/レビュー/プレイ感想【PS4/PSVR/PC/XBOX ONE】 - レジデントイービル
海外ではResident Evil(レジデントイービル)のタイトルで展開されておりますシリーズ最新作がカプコンより発売されました。PS4/PSVR/PC/XBOX ONEゲーム『バイオハザード7』の評価をプレイ感想を交えながらレビューしたいと思います。敵と戦いながら逃げたり謎解きをして洋館から脱出をするのが目的のサバイバルホラーです。ナンバリング7作品目にして完全FPS視点になりPSVRでも同じように遊べるのも特徴です。
バイオハザード7の評価/レビュー/プレイ感想
バイオハザード7のストーリー
仕事で出張に出ていた主人公の妻ミアが謎の失踪を遂げてから3年が経ちました。そんなある日突然、既に亡くなったと思っていた妻からメールが来ます。本当に妻からのメールなのか?本当にミアは生きているのか?期待と不安を胸に主人公イーサンは指定された所に向かいます。
迎えに来て欲しいと書かれた場所へ向かうとそこはとても広い敷地にある洋館でした。付近で妻の持ち物が落ちているのを発見し、ミアがここにいることを確信します。そして敷地内にある小屋に足を踏み入れることで、物語が進んでいきます。
ネタバレを避ける為に詳しくは書きませんが、妻が連れ去られたと思われるこの洋館にはある一家が住んでいました。そしてある事件をきっかけにとんでもないパワーを手にすることでほぼ不死身の身体となり、人々を誘拐しながらある実験を行っていたのでした。
小屋の中で恐怖の一家に捕まってしまったイーサン。電話を通じて序盤から助けてくれる謎の人物ゾイの指示に従って徐々にここで起きている出来事を知り始めます。果たしてイーサンは妻を無事に助け出してここから抜け出すことができるのでしょうか。
追ってから逃げつつ謎解きをする
基本的にまずやることは鍵を見つけて扉を開いて徐々に行動範囲を広げていくことです。途中には戦闘だったりちょっとしたパズルも待ち受けています。そしてメインの場面では絶対に倒せない追っ手がいますので、逃げながら進める必要もあり緊張感が高まります。逃げ道は用意されているので落ち着いて行動すれば何とかなります。
敵はゾンビではなくモールデッド
元は人間ということを考えればゾンビの一種と言ってもいいのでしょうが、今作ではモールデッドと呼ばれるモンスターのような容姿をした敵が出てきます。頭が弱点ですので銃で撃つか、ナイフで刻み続けるかすれば倒せます。敵のバリエーションは少なく見た目もほぼ同じですが、片手が巨大なハサミのようになっている強敵など何種類かいます。
ビデオテープを通して他人の過去を追体験する
体験版であったものを含めビデオテープが何本か登場します。その際にビデオカメラを持っている人物となって自分でプレイすることになります。この場面では主人公イーサンと違って強い武器は持っていないので、逃げるパートという感じです。この洋館で何が起きたのが色々な視点から伝える手法として良く出来ていると思いました。
アイテムの所持数が結構シビア
拾ったアイテムは全部そのまま持っておけるゲームが多い中、バイオハザード7では携帯可能数が少ないです。アイテムボックスは登場しますので、うまく出し入れしながら進める必要があります。途中で重要なアイテムを拾えず先に進めなくて戻ったりと面倒になったことがありました。銃の弾薬など限られた資源は貴重なので絶対捨てたくなかったです。また、その場でいつでも薬液とハーブで回復薬を作れたり、ガンパウダーと合わせれば弾薬になったり等のお馴染みなアイテム合成も健在です。
集めたコインで能力強化ができる
中盤辺りになると体力の最大値が増えたり、リロード速度を上げられるステータス強化が行えるようになります。強化にはコインが必要になりますがなかなか見つけづらい場所に隠されていたりします。新しい場所を訪れて落ち着けるタイミングでじっくり調べて集めるのがいいと思います。他にもコインで強力なハンドガンと交換することも可能です。
グロさ・流血表現・ゴキブリなどの虫が気持ち悪い
今回のレビューはPS4グロテスクバージョンで行っております。実際にグロさは結構高めでした。カットシーンなどの演出では特に残酷な表現があって人によっては目を覆いたくなると思う位です。それだけでなくゴキブリや幼虫みたいな虫が大量に出てくる場面が何度かあって、それはもう怖いとか関係なくただ単に気持ち悪いだけでした。突然大きな音で驚かせる古典的な手法もありますが、ホラーゲームだけど多方面から攻めてくる感じがいいですね。ですので初見で最後まで平常心のままプレイできたという人はほぼいないのではないでしょうか。
ちょっとしたパズル要素もある
脱出ゲームと同じでアイテムを見つけては別の場所で使うことで新たな道が開けるというパターンが大半を占めています。そんな中でも時折その場で解かなければならないパズルも出てきます。影絵を操作して形を合わせる等のものがあります。難易度的にはそんなに難しいものはないのでパズルが苦手な人でも安心してプレイできるレベルです。
ボス戦は楽しくも難しくて歯が立たない事も
ゲーム全体で回数はそれほど多くありませんがボス戦があります。特に最初はそうでもないのですが、後半になるにつれてなかなか難しくなってきました。ヒントは少ないので初見では勝ち方が分かりづらいこともあります。それでも何度かやっていくうちに倒せたときの達成感というか開放感はなかなかのものです。しかし途中で投げ出したくなった時もありました。この積み重ねで後半からつまらなくなってきたと感じてしまう人もいるのではないでしょうか。しかし普通の戦いには留まらず、車を使ったり、チェーンソーを使ったり、それらを演出だけで済まさせないでしっかりアクションさせてくれるのはプレイしていて楽しかったです。
初代バイオハザードを彷彿とさせる場面
舞台が洋館ということを始め、ゲームプレイでも初代バイオハザードをなんとなく連想させてくれました。長年続くゾンビ相手のホラーゲームはマンネリしてきたところに懐かしくも新しいだけでなく、楽しさを取り戻したという意味では成功した作品だと思います。原点回帰と謳っているのは単なる宣伝文句でないことは確かだと思います。探索や戦闘が怖くて楽しかった昔のバイオハザードに近いものは感じました。リアルなグラフィックとFPS視点の良い点が融合してより恐怖感を高めているのも高評価です。
まとめ
『バイオハザード7』の総合評価
やはりホラーゲームに主観視点はマッチしていますね。主人公イーサンに感情移入して彼の痛みがまるで自分の痛みのように感じられる没入感。背筋がゾクゾクするほどの追われる時の恐怖感。扉を開けるだけで何故こんなにビビらなければいけないのか?ホラーでありつつ最後までプレイヤーを引き離さない楽しさを与えてくるのはゲームとして完成された証です。バイオハザードという看板に囚われずに全てのホラーゲームファンにプレイしてもらいたい作品です。
良い点/面白いと感じたところ
・REエンジンで描画されたリアルで美しいグラフィックス
・探索と戦闘、緊張と緩和、見事なバランスのゲームデザイン
・色々な視点から物語を楽しめるビデオテープ
悪い点/つまらないと感じたところ
・主人公の動くスピードが遅い
・ボス戦で苛つく事が多い
最後に
以上、ゲームアプリ・PCゲーム・PS4ソフトを中心におすすめの新作ゲームを紹介しながら評価・レビューをやっています【ゲームアプリMAX】でした。
新しいゲームや面白いゲームを探している人は是非参考にしてください。
それではまた次回お会いしましょう。
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