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新作ゲーム『ディスオナード2』評価/レビュー/プレイ感想【PS4/PC/XBOX ONE】 - Dishonored2


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海外版の発売から約1ヶ月経過し日本語版がついに発売となりました。暗殺FPSの最新作、PS4/PC/XBOX ONEゲーム『ディスオナード2』の評価をプレイ感想を交えながらレビューしたいと思います。前作は4年前に発売され数々のゲームオブザイヤーを受賞した海外でもかなり評判の良いゲームです。その待望の続編とあって期待に胸が高鳴ります。日本版は音声字幕共に完全にローカライズされています。

ディスオナード2の評価/レビュー/プレイ感想

ディスオナード2ってどんなゲーム?

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前作をご存知の方はそのまま正統派な続編と思って頂いて良いです。ゲームシステム的に劇的に変わった部分はありません。ステージクリア型のステルスアクションFPSファーストパーソンシューティング)です。ステージ毎に定められた目的を達成していくのですが、例えば街中を通っていくか、もしくは屋上からこっそり回って進むか等の攻略方法が多数用意されており自由度が高いです。

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基本的には暗殺・ステルスが主体に作られているので敵には見つからないように進むのがベストです。それでも無理矢理に突っ込んで正面突破することも不可能ではありませんが、かなりの確率で返り討ちにあって死んでしまうでしょう。受けたダメージは時間経過でも回復しませんし、銃で撃たれようものならほぼ即死してしまいます。

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そしてディスオナードの特徴は何と言っても超常能力というスキルにあると思います。詳しくは後述しますが、空中をダッシュしたり、時間を止めたり、ネズミを召喚して敵を攻撃したり様々です。ちなみに今作ではこの能力をあえて授からないで進めるという選択肢もできます。

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他にもデフォルトで装備している剣を中心に弓や銃などのガジェットが登場します。アサルトライフルやマシンガンなど戦争系FPSに主流の武器は登場しません。どことなくファンタジーっぽい要素が混じったレトロな武器がメインとなっています。

ディスオナード2のストーリー

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物語は前作ディスオナード1から続いています。と言っても当時から15年後ですので長い歳月が経過した後ですね。前作の冒頭で暗殺された女王の後を継いだ娘のエミリーと彼女の父親であり女王の護衛隊を努めるコルヴォのダブル主人公です。舞台は19世紀あたりの産業革命時代のロンドン等をイメージした架空の都市です。ネズミによって蔓延した世界的な疫病はまだ治まっていないようです。

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前女王の命日に毎年行われている追悼行事の最中、前女王の姉だと名乗る人物が現れます。そして自分が本当の後継者なのだから今日から女王に君臨すると主張します。瞬く間にその場にいる関係者を皆殺しにし、エミリーとコルヴォをでっち上げの罪で捕らえてしまいます。

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ここでどちらの主人公でプレイするかを選択します。ストーリーの大筋はどちらのキャラクターを選んでも変わりません。ここで選ばなかった主人公が姉と名乗る人物の超常能力によって石化してしまいます。選んだ主人公で石化してしまった父または娘を助ける為、自分たちの汚名を晴らし国を取り戻す為、長き戦いが始まるのです。

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まずは捕らえられた屋敷から隠し部屋を通って脱出しなければなりません。今回の事件の脅威を事前に知らせに来ていたという船長に会いにいき、協力を得ます。船では不思議な現象が起き、主人公に超常能力が身につきます。この魔法のような力や数々のガジェットを駆使しながら敵を殺すも生かすも自由です。そして前作同様に自分の行動が最終結果を決めるマルチエンディングになっています。

進化したグラフィックスとゴア表現

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原作ディスオナードではUnreal Engine3(アンリアルエンジン3)で開発されましたが、今回の2ではVoidエンジンというid Techを独自カスタマイズした技術が使われています。油絵で描いたような雰囲気は残したまま美しさは飛躍的にアップしています。コンセプトアートがそのままゲーム画面になった表現といいましょうか。人物のモデリングが少しデフォルメされていたり、決してフォトリアルとかそっちの方向ではありませんが雰囲気は抜群に良い味を出していると思います。

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敵を気絶させる手段があるので無理に敵は殺す必要はありませんが、持っている刀などで相手を倒すと肢体を切断できます。日本ではCERO Z指定なので18歳以上の方のみが対象のゲームですのでご注意ください。日本版はPCだけでなくPS4でも海外と同じ表現内容で規制はかかっていないようで普通に首が吹っ飛んだり切断できました。前作は規制がかかっていたのでこれは嬉しい仕様ですね。

攻略ルートとクリア手段の自由度

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一人も殺害することなく最後までプレイすることもできます。最初にも少し触れましたがゲーム中の敵やステージ毎に出てくるボス的な存在を殺すか、生かしたまま終わらせるか等とプレイヤーが取った行動によってエンディングに影響が出ます。明るいエンディングを迎える為には殺人は控えなければなりません。

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メインの目標以外にも任意でやるサブミッションやパズル的な要素などがあります。やり込み要素にも繋がりますが、各ステージには収集アイテムや能力を強化する為に必要なアイテムなど沢山あります。やり尽くそうと思ったらマルチエンディングなので周回プレイは必須ですし、コンプリートするには相当な時間がかかると思います。

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それぞれ個性的なステージが全部で10チャプターあります。初見プレイの1周目は通常10時間程度は最低でもかかると思います。完全非殺傷を目指したりサイドミッションやアイテム集めもやりながらだと20時間は超えるでしょう。1週目は新鮮にプレイして楽しい。2週目以降は違う主人公を楽しみつつ、自分が想像した通りの作戦でクリアを目指す。という毎回別の気持ちよさが生まれますので、これはもう飽きるまで楽しめるゲームと言っても過言ではないでしょう。

主人公によって異なる超常能力

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前作から引き続きアウトサイダーが能力を授けてくれます。父親コルヴォは空間を瞬間移動する「ブリンク」、時間の流れを止めたり遅くする「ベンドタイム」、壁の向こう側を透視する「ダークビジョン」、ネズミの大群を召喚して敵を攻撃する「ダヴァウリングスウォーム」、動物や人間に憑依して操る「ポゼッション」、強風を起こして吹き飛ばしたりできる「ウィンドブラスト」があります。

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娘エミリーは父親と似ている能力もありますが効果が少し違います。空間を移動したり敵などを引き寄せられる「ファーリーチ」、コルヴォと同じ「ダークビジョン」、敵や動物などを意識不明にする「メスメライズ」、敵に与えた攻撃や影響を他の敵にも同時に与える「ドミノ」、影に変身して狭い隙間などを通れるようになる「シャドウウォーク」、自分自身の分身を創り出す「ドッペルゲンガー」の6種類です。

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能力は「ルーン」と呼ばれるアイテムを入手することで好きなものを覚えることができます。さらにルーンを消費してアップグレードさせることもできます。強化すれば効果時間の延長や範囲を拡大したりできます。

探索とやり込み要素

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各ステージには「ルーン」「アウトサイダーの祭壇」「ボーンチャーム」「コイン」「絵」「設計図」と沢山の手に入れられる特別なアイテムが存在しています。ルーンは前述の通り能力開発に利用し、ボーンチャームは装備して特別な効果を得られたりパラメータを強化するものです。コインはブラックマーケットでショップする通貨で例えば弾薬や回復アイテムを買うことができます。結構いやらしい場所に隠されたりしているので本格的な収集を行うには街の隅々まで調べる必要があります。

まとめ

『ディスオナード2』の評価/レビュー点数/感想 

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前作ファンやFPSでもステルス系が好きな人には絶大にオススメするゲームです。けれども前作よりも簡単になっていることもあり、硬派なステルスゲームを求めている場合は期待外れに感じてしまうかも知れません。それでも難易度は何段階かあるのできっと楽しめるとは思いますが。万人に広く勧奨とはいかなくとも、プレイ動画や記事の内容を見た限り興味があるならきっと楽しめると思いますよ。前作をやっていなくても大丈夫というかその方が楽しめるかも分かりません。ちなみに一部海外サイトで評価が高くないですがPC版リリース直後はグラフィックが最適化されていなかった事に対する意見が多いようでした。パッチ配信後に自分がプレイした限り快適そのものでしたので今は問題ないですね。

8.5点(10点満点中)

良い点/面白いと感じたところ

レベルデザイン(ステージの構造)が秀逸

・計画した暗殺や行動プランが上手くいった時の気持ちよさ

・美しい町並みのグラフィックに規制なしのゴアグロ表現

悪い点/つまらないと感じたところ

・能力もほぼない序盤はルーン集めと非殺傷の敷居が高い

・ストーリーの展開が前作に似た構成であること

 

最後に

以上、ゲームアプリ・PCゲーム・PS4ソフトを中心におすすめの新作ゲームを紹介しながら評価・レビューをやっています【ゲームアプリMAX】でした。

新しいゲームや面白いゲームを探している人は是非参考にしてください。

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それではまた次回お会いしましょう。

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