新作ゲーム『ワールドオブファイナルファンタジー』評価/レビュー/プレイ感想【PS4/PS Vita】- WOFF
スクウェア・エニックスより発売されましたファイナルファンタジーの新しいRPG『ワールドオブファイナルファンタジー』の評価をプレイ感想を述べながらレビューしたいと思います(略称『WOFF』)。デフォルメされた歴代FFキャラクターが生き生きと喋りまくるちょっとギャグ要素強めだけども実は奥深いRPGに仕上がっています。
ワールドオブファイナルファンタジーのゲームプレイ評価/レビュー/プレイ感想
ワールドオブファイナルファンタジーのストーリー
記憶を失った双子の男女が主人公です。弟のラァンは朝目覚めてバイト先のコーヒーショップに向かいます。姉のレェンが慌てて店にやってきて街から人が全くいなくなっていると訴えます。確かに外には人が誰もいなく他にいるのはお店にいたお客さんの女性と何故かラァンの頭に乗っていて名前をタマと言うミラージュと呼ばれる動物のような生き物だけ。
エナ・クロと名乗るコーヒーショップにいたお客さんとタマから二人はミラージュ使いで世界の王たる資格すら得ていたという話しを聞きます。この街は時すら存在しない二人だけの世界だということも。元々もっていたミラージュと共に記憶も失ったようなので、二人はいちからミラージュの使い方を教わり、過去を取り戻す為にグリモワルと呼ばれるミラージュが集う世界へ冒険に出発するのです。
モンスターを頭に乗せて戦う斬新なバトル
一見ふざけているようにも見えますが、LMSというサイズの順に主人公とミラージュを組み合わせてノセノセさせることでバトルを行います。敵側もノセノセしている場合があります。この合体している状態だとステータスも合算されるので非常に強力です。しかしあえてバラして強さよりも手数を増やすという戦略もアリです。ダメージを受けるとノセノセが崩れてしまう場合もあります。
主人公二人はオオビト(Lサイズ)とプリメロ(Mサイズ)を自由に変更しながらミラージュ達とのノセノセを組み合わせてパーティを組みます。ミラージュは相手の体力を削るなどで条件を満たせばジェム化を行うことができます。ジェム化が成功すると晴れてそのミラージュをゲットして仲間となります。
特定のミラージュとの組み合わせによって発動できる特殊なアビリティなどもあるのでこのノセノセの組み合わせを考えるのは本当に時間泥棒になり得ます。そして楽しいです。またExサイズというノセノセを組めない代わりにバトル中に召喚して戦いに参加させる特別なミラージュも中には存在します。
ミラージュの成長要素(アビリティ・ヘンシンカ)
ミラージュのレベルがあがると獲得できるスキルポイントを使って固有のボードから欲しいアビリティを習得することができます。ケアルなどのお馴染みの魔法アビリティからフィールド上でアイテムを発見できるパッシブ系のトコトコなど様々です。
ヘンシンカというアビリティを習得すればその名の通り変身・進化させることができます。ヒナチョコボ(S)→チョコボ(M)といった具合です。ポケモンは進化したら元に戻らないと思いますが本作はいつでも自由に行き来できるのが特徴です。さらに途中で仲間にしたチョコボよりもヒナチョコボから育てた場合の方がアビリティをそのまま引き継いでいるので強い状態になります。同時に連れて行けるミラージュの数に限りがあるので誰を連れて行くかかなり悩むと思います。
歴代FFシリーズのキャラクターの登場と召喚
ファミコン版の初代ファイナルファンタジーから名も無き戦士「ウォーリアー・オブ・ライト」をはじめFF13の「ライトニング」まで総勢10名以上のキャラクターがメダルを手に入れることでセイヴァー召喚というシステムで戦闘中に呼び出すことができるようになります。
他にもNPCとして「セーラ姫」や「チョコラッテ」など様々な懐かしいキャラクターが声優によってしゃべる状態で登場してくれます。さすがワールドオブというタイトルが付いているゲームですね。FFシリーズ経験済みのファンはこれが醍醐味と言っても過言ではない位楽しみの要素になっていると思います。
全体的にギャグ要素が強めなのが好みが分かれそう
主人公達やお供のミラージュとの掛け合いが基本的にギャグ路線です。正直最初はかなり寒い感じに受け取ってしまうのではないでしょうか。それでもファイナルファンタジーの魅力のせいなのか次第に愛着が湧いてきてしまうんですよね。ここは好みが分かれそうですが、RPGとしては硬派でやり込み甲斐もかなりあるゲームなので、是非RPG好きやFFのファンにはプレイしてもらいたいゲームです。
シンボルではなくエンカウント式なのも好みが分かれそう
時代の流れとしてバトルの突入が強制的なエンカウント式は少なくなってきています。最近のRPGは3Dが主流ということもあってほとんどシンボルエンカウントだと思います。そんな中このWOFFはイベントを除いて全てエンカウントで戦闘が始まります。ここは雰囲気的にもシンボルの方が良かったんじゃないかなと思いました。
本編以外のおまけ要素・やり込み要素・通信プレイ
物語を少し進めると入れるようになる部屋があります。そこでは「ココロクエスト」という主人公以外のNPCの物語を少し遊んでアイテムやセイヴァーメダルを獲得することができます。他にも「よりみちクエスト」というアイテム納品やミラージュ討伐をして報酬を得られるサイドミッション的なものもあります。また体験版にも出た「ダーククレバス」という珍しいミラージュを仲間にできるチャンスのバトルがあります。強敵ばかりなのでレベル上げが必須です。
「闘技場」ではシングル対戦と通信対戦の2種類が楽しめます。シングル対戦では勝てば報酬がもらえるほかジェム化できる敵も多いのでストーリーの合間にやっていきたいですね。特定の条件を満たすとイフリートやシヴァが乱入してくるようにもなります。通信プレイではミラージュだけでのバトルになりますが、レベルは50位で共通になるので序盤から気軽にできるのはいいですね。相手のレベルが自分より低くないといけませんが、ミラージュの交換も可能です。
まとめ
『ワールドオブファイナルファンタジー』の評価/レビュー点数/感想
ストーリーは1本道でクセのある会話シーン満載ですが、ミラージュ集めがそれを遙かに凌ぐ楽しさを提供してくれます。戦闘バトルでは早送りできたり従来のコマンド選択以外にもボタン1つで行動できる簡単操作もあり割とサクサクプレイできます。クリアまでは普通にプレイして30時間程度でエンディングを迎えられます。FFやモンスター収集系のRPG好きは是非プレイをおすすめしたい面白いゲームです。
8点(10点満点中)
良い点/面白いと感じたところ
・ミラージュと呼ばれるモンスターの収集育成が楽しい
・見た目に反してしっかりしたRPGなのでじっくりプレイできる
悪い点/つまらないと感じたところ
・記録喪失設定とギャグ路線にどこまでついていけるかが問題
・FFシリーズ好き以外にはとっつきにくい可能性あり
最後に
以上、ゲームアプリ・PCゲーム・PS4ソフトを中心におすすめの新作ゲームを紹介しながら評価・レビューをやっています【ゲームアプリMAX】でした。
新しいゲームや面白いゲームを探している人は是非参考にしてください。
それではまた次回お会いしましょう。
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